浮気調査はほとんどの方が「ビギナー」だと思います。何度もやったことがある…という人は少ないでしょう。
だからこそ、実際に依頼するとなると、どうすればいいのか分からずに悩んでしまいますよね。
- 費用はいくらあれば足りるのか
- 本当に証拠は見つかるのか
- 浮気調査はどんな風に進んでいくのか
…悩みは尽きないと思います。
私はもともと探偵業を営んでいたのですが、やはり相談者様のほとんどが「右も左も分からない状態」でした。
中には「何を悩んでいいのかさえ分からない」という方もいました。
そこで今回は、私が10年ほど探偵業を営んできた中でよくあった「質問」「悩み」を紹介した上で、それらの「答え」を注意点とともに解説していきたいと思います。
この記事の目次
浮気調査を依頼したい時には、まず何から始めればいいの?
浮気調査を依頼したいときには、まずは「依頼先」を探すことから始める必要があります。
基本的には「探偵」か「興信所」に依頼することになるのですが、いったい双方はどのような点が異なるのでしょうか。
かつて、探偵は「個人向け調査」、興信所は「企業向け調査」という点で分かれていました。
しかし現代の探偵(もしくは興信所)は、どちらも「個人向け」「企業向け」の双方を請け負っているケースが多く、ほとんど違いは無くなっています。
つまり、探偵か興信所かで判断するより、実績や料金プランに注目した方が良いです。
話が若干それてしまいましたが、まずは「浮気調査の依頼先」を探しましょう。
探偵選びの時の注意点とよくある質問
「探偵を選んで」と言われても、どの探偵がベストなのか分からないですし、ましてや費用感も不明ですよね。
そこでこの章では探偵選びにまつわるQ&Aを紹介していきます。
探偵に浮気調査にかかる費用の相場は?
浮気調査にかかる費用ですが、どのプランを選ぶのかによって基本的に変わります。
まずは代表的な三つのプランを紹介します。
時給型
調査員の数×時間×単価で決まります。
相場は20万~30万です。
ある程度有力な浮気情報を掴んでいる場合は、短時間で証拠を押さえることが予想できるので、もっともコストパフォーマンスが高いかもしれません。
パック型(定額プラン)
パック型はその名の通り、かかった費用毎に請求するのではなく、一定料金でのプランです。
相場は30万~100万でして、調査期間が長くなりそうな時にはオススメです。
成功報酬型
成功報酬型は「証拠を押さえるのに成功」した場合に、費用を支払うプランです。
相場は35万~60万で、調査失敗の場合のリスク軽減になります。
「費用についてもっと詳しく知りたい」「調査を安く済ませたい」という方は、以下の記事も読んでみて下さい!
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費用はどんなことに使われているの?
浮気調査の費用は一体どのようなことに使われているのでしょうか。
調査期間や調査内容によって異なりますが、一般的には以下のようなところに使われています。
調査費用
- 着手金
- 人件費
- 深夜早朝料金
- 危険手当
経費
- 交通費
- 宿泊費
- ガソリン代
- 高速代
- 駐車場代
- 機材費
手数料
- 報告書の作成費用
「なぜ浮気調査に何十万もかかるの?」と疑問をお持ちの方は、費用が何にかかっているのかが分かると、納得できるのではないでしょうか。
成功率の高い探偵の選び方
「優秀な探偵を雇いたいけど、選び方が分からない」と悩まれている方は多いと思います。
そもそもですが「成功率の高い探偵」というのは、かなり曖昧な表現です。
と言うのも「あなたが握っている浮気に関する情報」次第でもあるからです。
基本的にしっかりとした探偵であれば、それほどスキルに大きな差はありません。
そこで私が推薦しているのは「悪質な探偵を選ばない」ことです。
以下のいずれかが当てはまる探偵は、依頼するのを辞めた方がいいかもしれません。
- 料金体系が分かりにくい
- 探偵業届出証明書が交付されていない
- 大手の事務所じゃない
- やたらと「パートナーは浮気している」と煽ってくる
- 相談をしっかりと聞いてくれない
- ホームページの事務所の住所が記載されていない
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浮気調査の時の「注意点」「よくある質問」
探偵選びが終わったら、いよいよ浮気調査です。
しかし、浮気調査はどんな行程で行われるのか、本当に証拠は見つかるのかなど、やはり悩みは多いですよね。
この章では浮気調査時の「注意点」「よくある質問」を紹介していきます。
浮気調査はどんな行程で行われるの?
浮気調査はどんな行程で行われているのかを知っている人はそういないでしょう。
浮気調査は以下のような順番で行われます。
step
1依頼人からの情報の聞き取り
まずは探偵が依頼人に「浮気をしているであろう日時」「いつごろから不審な動きがあったか」「決定的な証拠は握っているか」などの情報聴取を行います。
step
2情報聴取が終わったら「浮気の証拠を掴む」
依頼人からもらった情報をもとに、いよいよ探偵が証拠を押さえにいきます。基本的には「張り込み」「尾行」「聞き込み」によって、不貞行為の証拠となりえる写真を撮りにいきます。
step
3報告書の作成
証拠を押さえたら、裁判のための「報告書」を作成します。
step
4浮気相手の身元特定 (必要な場合のみ)
浮気相手の身元特定も可能です。これは浮気相手に慰謝料を請求する際に有効です。
step
5弁護士の仲介(必要な場合のみ)
基本的には、浮気の証拠を押さえた後には「裁判」に移行するケースが多いです。その時のための弁護士の紹介もしてくれます。
以上になります。基本的には探偵から説明があるはずですが、自身で事前に把握しておくことに越したことはないです。
調査がバレることはないの?
信頼できる探偵に依頼すれば、調査がバレる可能性はほとんどありませんが、調査に「ゼッタイ」は存在しないのも事実です。
また、調査がバレるケースとして、実は「依頼人が原因」の場合が多くを占めています。
以下は依頼人によってバレてしまったケースの例です。
- パートナーに感情的に詰め寄った
- 浮気現場に行ってしまった
- パートナーの行動を知りすぎて、不審に思われた
- 探偵を検索した際の”PCの履歴”がバレた
- 探偵との連絡のやりとりがバレた
浮気の調査中は、とても依頼人に精神的負担がかかります。
調査がバレてしまったら元も子もないので、ヒステリックにならず、なるべく平常心でいることを心がけましょう。
証拠を押さえられなかったらどうすればいい?
証拠が見つからない場合は多分にありえます。
「浮気の可能性があったけど、証拠が掴めなかった」「浮気の可能性はほとんどなかった」のどちらなのかによって、次の選択肢が変わります。
浮気の可能性はあったけど、証拠が掴めなかった
この場合ですが「探偵に調査延長を依頼する」「自分で調査をする」の二つの選択肢が生まれると思います。
「探偵に調査延長を依頼する」場合ですが、問題点となるのは「費用」です。
費用面を押さえたい場合は、依頼プランを時給制にする、他の探偵に依頼する…などを考えた方が良いでしょう。
また、短時間で証拠を掴むためには、自身であらかじめパートナーの「浮気想定日」を掴めるとGOODです。
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「自分で調査をする」場合ですが、たしかにコストはかかりませんが、リスクが大きいことを頭にいれておきましょう。
インターネットでは「尾行はカンタン」「浮気調査は自分で出来る」といった文句で溢れていますが、実際にはかなりスキルが必要な作業です。
たとえ証拠を押さえたとしても、実際に裁判になったときに「無効」とされるケースもあるので、要注意です。
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浮気の可能性がほとんどなかった場合、向き合わなければならないのは「自分の心」です。
と言うのも、探偵が何度「浮気の心配はない」と言っても、疑いつづけてしまう方がいます。
なぜ疑ってしまうのか・・・それは「自分に自信がない」「パートナーからの愛情表現が足りていない」などがあげられると思います。
時にはパートナーとしっかりと話し合い、根本的な問題を解決していきましょう。
証拠を押さえたらどうすればいい?
証拠を押さえることができたら、まずはあなたの今後のビジョンを明確にする必要があります。
「離婚する」「別居する」「婚姻関係を続ける」のいずれかによって、証拠の扱い方が変わるからです。
離婚と別居を選択した場合、証拠は主に慰謝料の請求のために使います。
しかし婚姻関係を続ける場合、浮気の再発の防止としても活用できます。
証拠を見た時に、あなたがパートナーを好きである気持ちが残るか、これはその時にならないと分かりません。
人生が大きく変わる決断になるかもしれませんので、かならず後悔の残らない選択をしていきましょう。
まとめ:浮気調査を依頼する前に「疑問点」は必ず解決しよう!
「浮気調査に慣れている」という人は、ほとんどいないと思います。
なので「悩み」「疑問」をもつことは当たり前です。
浮気調査の成功率をあげる為にも、浮気調査の際に無駄な失敗をしない為にも、浮気調査後の人生を素晴らしいものにするためにも、事前に自身の「悩み」「疑問」と向き合ってから、浮気調査に依頼することをオススメします!