パートナーの浮気が疑わしい時は、一刻でもはやく浮気調査をしたいですよね。
しかし「浮気を暴きたい」ということだけに気を引っ張られすぎていると、思わぬところで損をしてしまうかもしれません。
例えば「浮気調査の費用」です。
私の場合は、調査費用の相場も知らず、ろくに料金プランも確認せずに依頼してしまい、いつの間にか費用が100万円以上になっていました。
分割払いでなんとか支払えたものの、もっと「考えておくべきだった」と反省しました。
その他にも浮気調査をする前に「知っておきたい」「考えておきたい」ことが多くあることに気付きました。
浮気調査で思わぬ損をしないためにも、浮気調査をしっかりと成功させるためにも、これから紹介するポイントに目を通してみてください。
この記事の目次
浮気調査を依頼する前段階の「知っておきたい」「考えておきたい」
浮気調査では「浮気調査の前」「浮気調査中」「浮気調査後」の3段階に行程が分かれます。
その中でも「浮気調査の前」は、調査を成功させるために最も大切と言っても過言ではありません。
そこで、まずは前段階の「知っておきたい」「考えておきたい」を紹介します。
浮気調査は100%成功するわけではない
浮気調査を行うにあたって、初めに頭に入れておくべきことがあります。
それは「あなたの希望通りに調査が進むとは、まったく約束されていない」ということです。
例えば、浮気調査には以下のような不安要素が潜んでいます。
◆デメリット(不安要素)
- 費用がかかる
- 時間がかかる
- 証拠が出ない時がある
- 調査がバレる時がある
- 精神状態が不安定になる
デメリットの項目に記載している通り「調査がバレる」「証拠が出てこない」「費用が大きくなる」…などの不測の事態が起こるかもしれません。
なので、アクシデントを未然に防ぐためにも、アクシデントが実際に起きた時のためにも、事前に「知っておく」「考えておく」ことは大切なのです。
もちろん信頼できる探偵であれば、全てをまる投げしても良いと思うのですが、そもそも「どの探偵が信頼できるのか」というのも分かりませんよね。
それでは、探偵を選ぶ前に、まずは意外と重要な「心構え」「ビジョン」の話をしていきたいと思います。
浮気調査を何のためにやるのか、自分にはどんなことが出来るのか
まず初めに、浮気調査を「何のために」やるのかというのを、しっかりと自身で認識した方が良いでしょう。
何故かと言うと、あなたのビジョンによって「探偵の選び方」「証拠の扱い方」などが変わるからです。
以下が一般的な「何のため」の例になります。
- 浮気の事実を確認したい
- 浮気をやめさせたい
- 浮気の再発防止
- 離婚したい
- 慰謝料をとりたい
その上で「自分にできること」を考えてみてください。
①の場合は「とにかく浮気の事実を確認したい」ということですよね。
浮気の事実を確認するためには、探偵に調査してもらいやすくする必要があります。
「パートナーの外出日」「会社の終了時間」などを把握しておくと、探偵も調査がしやすいでしょう。
②の場合は、浮気調査後も「同居生活を続ける」ことを想定しています。
その場合、浮気の証拠を突きつけるだけでは、根本的な改善には至らないかもしれません。
「なぜ浮気してしまったのか」というのも、同時に考える必要があります。
このように、浮気調査の前に「ビジョン」「自分でできること」をまとめておくのはとても大切です。
パートナーの浮気は「思い過ごし」ではないのか
もう一つ、改めて考えておいてほしいことがあります。
それはパートナーの浮気が「思い過ごし」ではないかということです。
「浮気を確信している」ということであれば、すぐにでも浮気調査は行うべきだと思います。
しかし、もしかしたら「考えすぎ」「疑心暗鬼」だっただけのケースもあります。
人は一度疑ってしまうと、どんな小さなことでも過敏に反応してしまう生き物です。
そして、探偵はあくまでもビジネスなので、会社によっては「パートナーは絶対浮気しているよ」「調査をした方がいい」と、仕事を受注するために煽ってくるかもしれません。
そこでオススメしたいのが浮気診断です。
浮気診断は人の感情が入っていないので、冷静にパートナーの浮気度を分析することができます。
診断をして、改めて浮気調査が必要なのかを再確認しましょう。
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探偵選びの時の「知っておきたい」「考えておきたい」
浮気調査の成功率は「どの探偵を選ぶか」が全てと言っても過言ではありません。
しかし、探偵は全国で少なくとも1000以上存在しています。
その中から「優秀な探偵を選んで!」と言われても、困ってしまいますよね。
また、できるなら費用も最小限に抑えたいところです。
そこで、この章では探偵選びの時の「知っておきたい」「考えておきたい」を紹介していきます。
どうすれば優秀な探偵を選べるのか
良質な探偵の選び方は「怪しい探偵を避ける」に尽きます。
以下の項目に当てはまる探偵には気を付けてください。
- 料金体系がわかりにくい、不明瞭
- 相談に親身に乗ってくれない
- 過度に「調査した方がいい」と不安を煽ってくる
- 口コミやレビューが一切ない
- 口コミやレビューが不自然
- 大手ではない
- 探偵業届出証明書が公開されていない
- 実績がない
複数当てはまるのであれば、その探偵は考え直した方がいいでしょう。
また、他にも事前に知っておいた方がいいことがあるので、気になる方は以下の記事をお読みください!
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調査費用の相場を知っておく
調査費用の相場をあらかじめ知っておくと、発生する費用が「正当かどうか」判断しやすいです。
まず、浮気調査の料金プランは基本的に「時給型」「パック型」「成果報酬型」になります。
それぞれの違いと、相場感を紹介します。
① 時給型
時給型は「調査員1人あたりの単価」×「調査にかかった時間」×「調査員の人数」で費用が算出されます。
相場としては、1人あたりの時給は1万円前後です。
メリット
- 調査時間や調査人数を自由に変更できる
- 事前に有力な情報を押さえていれば、ピンポイントで調査を終了できる
デメリット
- 調査時間が長引くと、費用が大きくなる
- 他のプランと比べると、調査員の1人あたりの単価が割高
② パック型
パック型はいわゆる「定額プラン」です。
相場は30万~100万円で、一定額以上の費用がかからないプランになっています。
メリット
- 一定額以上の請求は発生しない
- 調査期間が長引きそうであれば、パックの方が得
- 調査員の時給単価が他のプランと比べると安い
デメリット
- 調査期間が短い場合に、割高になる
- 途中のキャンセルができないケースがある
③ 成功報酬型
成功報酬型は「調査が成功した場合のみ、費用を請求する」というプランです。
相場は35~60万前後になります。
メリット
- 調査が失敗した場合、最低限の費用で済む
(完全成功報酬型の場合は0円になることも)
デメリット
- 成功率が低そうな案件は、探偵に拒否されてしまう
- 完全成功報酬型でない場合は、着手金を支払う
「パートナーの有力情報を握っているか」と「予算」によって、プランニングしてみてください。
また、複数社から見積もりを貰ってみたり、紹介サービスを活用してみたりするのも、費用を安く抑える一つの手です。
他にも安くする方法を詳しく知りたい方は、以下の記事をお読みください!
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浮気調査中の「知っておきたい」「考えておきたい」こと
探偵選びが終わっても、まだ油断してはいけません。
どんなに優秀な探偵でも、浮気調査は100%の成功が約束されているわけではありません。
証拠が出てこない可能性は多分にありますし、最悪の場合は調査がバレることだってあります。
不測の出来事が起きても、慌てないで適切に対処するために「知っておく」「考えておく」必要があります。
証拠が出てこなかったらどうするか
証拠が出てこなかった場合ですが、
- タイミングが悪くて証拠を押さえられなかった
- パートナーは本当に浮気をしていなかった
の二つのパターンがあります。
どちらの原因だったとしても、証拠が出てこない可能性は多分にあるので、事前に想定だけでもしておいた方がいいでしょう。
タイミングが悪くて証拠を押さえられなかった
このケースですが「怪しい行動はどの程度あったのか」について、まずは探偵からしっかりと状況説明してもらいましょう。
その上で、調査を続行するか否かを決めなければなりません。
調査を続行する場合は、依頼する探偵を変更するという選択肢があることも頭に入れておいてください。
パートナーは本当に浮気をしていなかった
探偵から「まったく浮気の疑いはない」との報告があった時は、あなたの気持ちを整理しなければいけません。
と言うのも「ただ調査タイミングが悪かっただけでは…」という、疑心が付きまとうケースが多いからです。
もちろん、どうしても疑っているのであれば調査の続行を検討すればいいのですが、本当に浮気していない場合は出費だけが増えていきます。
調査がバレてしまったらどうするか
調査がバレてしまうということも、念のため想定しておかなければなりません。
まずは、どんなことでバレてしまうのか、よくある事例を紹介します。
- GPSの取り付け場所が甘かった
- パートナーの行動を把握しすぎた
- パートナーへの態度が変わってしまった
- 浮気現場に行ってしまった
- 電話のタイミングが良すぎる
浮気調査を行うと、依頼者が情緒不安定になりがちです。
パートナーの怪しい行動の報告があった際などに、つい感情的になってしまい、パートナーに詰め寄ってしまいます。
証拠を掴む前に「あなたの行動」でバレることが多いです。
浮気調査がバレたとしても、その調査が違法でなければ、法律的に気にすることはありません。
しかし問題は「パートナーとの関係性の悪化」と「今後の調査が難しくなる」ことです。
バレてしまったことが、今後の浮気の抑止力になる…という考え方も出来ますが、パートナーは間違いなく不信感・警戒心を抱きます。
万が一バレてしまったら「浮気を疑っていたこと」を明かした上で、しっかりと話し合う必要があります。
「自分は絶対に悪くない」というスタンスだと、二人の間の溝は深まっていくばかりなので、自身の反省点もしっかりと探しつつ、誠実に話し合うことを心掛けましょう。
浮気の証拠をどう活用するのか
「今後も一緒に歩んでいくのか」「離婚するのか」によって証拠の扱い方が変わります。
今後も一緒に歩んでいく
今後もパートナーと一緒に歩んでいくのであれば、証拠を「浮気の再発防止」として活用したいですよね。
たしかに浮気は「一時的な火遊び」である可能性も多分にあり、自分のもとにちゃんと戻ってくるケースも多いです。
しかし、だからと言って野放しにすると、次の浮気に手を出す可能性もあるので「しっかりとパートナーを反省させる」ことが必要です。
反省させるためには証拠を突き付けて徹底的に詰め寄るのもありですが、パートナーの性格によっては「優しさ」を残すのも、今後の関係性を円満にする上で大切かもしれません。
離婚する
慰謝料を請求する場合は「裁判をする」「示談する」のどちらかの必要があるのですが、その前に「慰謝料の相場」を知っておいた方がいいでしょう。
一般的な相場は50万~300万とされています。しかし、浮気相手が未成年・無収入などの場合、浮気相手に慰謝料の請求ができない可能性もあります。
裁判をするのであれば、弁護士を雇うかどうかも含めてプランニングする必要があります。
「慰謝料の増やし方」「慰謝料がもらえない事例」「裁判のコツ」などについて詳しく知りたい場合は、以下の記事を読んでみてください。
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まとめ:浮気調査を成功させるためには、あなたの「知っている」「考えている」が重要
浮気調査は探偵だけがするものではありません。
「あなた」と「探偵」の両者の連携によって行われるものです。
つまり、探偵がどんなに優秀でも、あなた次第では調査の成功率が変わります。
浮気調査によって、あなたの今後の人生は大きく変わるかもしれません。
思わぬ損を未然に防ぐためにも、トラブルが起きた時に慌てて火に油を注がないためにも「知っておく」「考えておく」は重要です。
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